昨夜弟が帰ってきた。おばさんの容態が悪かった事も亡くなった事もメールで逐一伝えていたので、それなりに神妙な面持ちで来るかと思ったのに、男の子ってそういうのあんまりないのかな?お通夜の前にパチンコ行きやがった。阿呆だあいつは。
家族3人が揃うのも1年以上ぶりなので、なんだか変な感じ。おばさんが会わせてくれたんだねぇ。お母さんも子供が揃って嬉しいのか、おばさんの事もあってちょっぴりセンチなのか、わたしにいろんな話をして、なぜか面と向かって誉められた。「いい子に育ってくれて嬉しい」だって。
縁あってその人の子供として生を受けて、健康な人間に産んでもらって、親が自慢できる子供になりたいと思うのは当然ですよ。
あなたの子供に生まれて良かった。
この人生を生きれて嬉しい。
自分という人間でいられて幸せ。
すべてをくれたのはお母さんなんだもの。
お母さんのために生きる覚悟はできているのです。




夕方からお通夜に出席。帰ってきて3日目にやっとおばさんに会えた。
その姿を見た瞬間に涙が溢れてとまらなかった。ふとんに寝ている姿は本当に、ただ寝ているだけのようにしか見えなくて、死んでるなんて嘘みたいだった。辛くてしばらく側には行けなかった。「お焼香してあげて」と言われて側に寄って顔を見ると、とても穏やかな顔をしていた。今にも名前を呼んでくれそうなのに。
もう一緒にお茶を飲むこともできないなんて。夏祭りの浴衣も、成人式の振袖も、着つけてくれたのはおばさんだったのに。
悲しい
悲しい
どうして人は死ぬの?
わたしは馬鹿みたいに泣いてばっかいて、でもおばさんの娘さんやお孫さんはとても気丈で、きっとわたしなんかよりもっと辛いのにがんばっていて、みんなすごいなぁと思った。あたしおばあちゃんがもし亡くなったらあんな風に振舞える自身ない…