朝から雪が降る悲しい空の下で、天国へ送る為にたくさんお願いをした。今日が最後のお別れ。どうか、迷わずに極楽まで連れていってさしあげてください。
火葬場が一番辛かったかも。顔が見れるうちはまだそこにいるように感じられていたのに、窓を閉めて、低い声で唸るような、四角く暗い空間に閉じ込めて、数時間後に会った姿はもう人間じゃなかった。
人間って最後は白くて軽いものになるんだ。
こんなふうに終わっていくんだ。
なんて虚しい。
どうしていつまでも、変わらずにいられないんだろう
大事な人たちを手の中で、大切に大切にいつまでも守って生きていけないんだろう
幸せなままで、悲しいことなど何もなければいいのに
わたしは弱い
みんなこんな辛いことを乗り越えて生きているの?世の中のたくさんの人が乗り越えられることなら、わたしにもできるんだろうか…。生きることはすごく勇気がいると思った。この先生きていたら、同じように大切な人を何度も失うかもしれない。いつかまたこんなに辛くて悲しい想いをするのなら、もう生きていきたくない。そのくらい今は勇気がない。もう嫌だ。



きのうまでの涙を抱きしめて
真夜中の傷跡に”生まれた意味”問い掛ける
もう届かない想いを夢に濡らして
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